とらいぶ!十二周年

リスキー  「殺し屋と」

シャチ   「壊し屋の」

二人    『絢爛かつ混沌なる十二周年記念「あれ?干支一周してる?」特別コーナー』

リスキー  「はじめまして。私こういう者です」

シャチ   「グフフフフ…!ジョン・ドウだァ…!」

リスキー  「おや?しかし席の名札には「シャチ」と…」

シャチ   「グフフフフ…!そっちは名前だァ…!」

リスキー  (突っ込むべきなのか流すべきなのかよし流そう)

シャチ   「所属はラグナロクだァ。グフフフ!」

リスキー  「!?…なるほど。ではリスナーの皆様も気になっている事が多いと思われますので一つ質問コーナーなど…」

シャチ   「グフフ…!いいぜェ、何でも回答してやろうじゃねェかァ!」

リスキー  「ではズバリ、黄昏の目的と規模と本拠地を…」

シャチ   「グフフ!ノーコメントだァ!」(回答)

リスキー  「なるほど…。ちょっとでも期待した私がバカでした…」

シャチ   「まァ気を落とすなァ、ちゃんと教える事もあるぜェ?好みのタイプとか体位とか…」

リスキー  「質問する気になれません」

シャチ   「このイケズゥ。グフフ…!」

リスキー  「ところでそのいちいち漏れる怪しい含み笑いはどうにかならないんですか?」

シャチ   「怪しさは男の憧れだろうがァ?あと大爆発をバックに無表情に歩くとか、崩壊するビル眺めながらグラスで乾
      杯のポーズとか…。判るだろォ?」

リスキー  「残念ながら判りませ…」

アル    「判るっス!」(唐突)

リスキー  「!?」

シャチ   「??」

アル    「大爆発をバックに悠然と現場から立ち去りつつ携帯でどっかに連絡!「もしもし?オレっス。片付いたっス。
      次の任務にアレするっス。じゃ、あでゅ~」とか言ってみたいっス!」

リスキー  (セリフ回しが微妙にアレだ…)

アル    「ただ事後処理とか本当に面倒だし皆も迷惑するんでビルガス爆発とか困るんスけどね…。現場立ち去るどころ
      か事後処理に従事させられるっス…。夢のまた夢っス…」

リスキー  「ところでどちら様ですか!?」

アル    「周年イベント司会から外れたっぽいけど去年返し忘れた楽屋裏の鍵でこっそり覗きに来てて聞き耳を立ててた
      ら話は聞かせて貰ったアルビオン・オールグッドっス!」

シャチ   (って…、この坊主の認識票…、調停者じゃねェかァ!グフフフフ!)

リスキー  「これは立ち聞きの詳細まで正直かつご丁寧にどうも…」

シャチ   (勝手にちょっかいかけんなって言われてんだよなァ、グフフフフ!)

リスキー  「ジョン・ドウ?何だか変な顔してますけどどうしました?トイレに行きたそうな電車に遅れそうな予約締め切
      り間際の商品を必死に在庫検索しているような顔ですよ?」

シャチ   「どんな顔だァ?グフフフフ!ところで坊主」

アル    「うス?」

シャチ   「不法侵入とかジャックとかすると、しばらく出番が任されねェらしいぜェ?」

アル    「帰るっス!」(敬礼)

リスキー  「…あっさり帰りました。手馴れてますね…」

シャチ   「ガキの扱いには慣れてるからなァ、グフフフ…!」

リスキー  「とてもそうは見えないし思えませんが…」

フウタ(ア)「ふっふっふっ!そこで返し忘れてたアルタード・オールグッド君とは違って返却する前に抜かりなく鍵を複製
      しておいたオイラがお邪魔しますよだし!策謀!謀略!大戦略!すなわち男のロマン!ふっふっふっ、素直に真
      面目に楽屋キーをリリースしちゃうヤマギシ君もまだまだアルターが足りないんだし。不足イズ修行!」

リスキー  「またもやどちら様ですか!?」

フウタ(ア)「説明するし!オイラは「クリハラ・フウタ・アルタード」!引退を余儀なくされる故障を(中略)自分のカタ
      チを完成させ(中略)ラブリーさとプリチーさと実力で相撲界に君臨する(中略)となった栗原風太なんだし!
      求心力のかわらない唯一匹のレッパン!すなわちモテモテの人気者なんだし!ただしだしだし、アルタードムク
      ゲさんとかと突き合せるのは勘弁なー!適材適所、やられ役には相応しいカマセドッグという物があるんだし!
      ザッツ様式美!」

リスキー  「(中略}を駆使してなお長い説明をご丁寧にどうも…。ところでジョン・ドウ」

シャチ   「何だァ?」

リスキー  「お子様の扱いには慣れてらっしゃるんでしたね?すみませんが私こういう絶妙に精神IQ低そうな生き物苦手
      なんですよ」

フウタ(ア)「あ、人払いの心配とかなら無用だしだし。オイラ残念なマヨネーヂュルヂュルガルム長男と一緒で神々が黄昏
      て管理者が頑張ってる世界線の子だから何を見聞きしたってノー影響、すなわち万事オーケー塞翁が馬だし」

シャチ   「ふうん。じゃあ良いかァ」

リスキー  「良いんですか!?」

シャチ   「話の詳細は省くが突っ込まねェでおきなァ、さもなきゃMPが飛んで来て懲罰房か病院に入れられるぜェ?」

リスキー  「私は軍属じゃありませんが触れるべきでない案件だという事は何となく判りました。積極的に触れたいとも思
      いませんし」

フウタ(ア)「あ、お茶もお菓子もお気遣い無くだし。そこは飛び入りとしての立場を弁えて抜かりなく持参済みだし。デキ
      る相撲取りは後を濁さず後腐れなくアバンチュール、零したりしないから心配後無用だしボリボリボリ…」

リスキー  「ベビースターとかむしろ零さないで食べるのが難しい物を案の定零しまくって食べながら説得力と信頼度ゼロ
      の口上痛み入ります」

シャチ   「よし、じゃあコイツ読み上げなァ飛び入り。それで一応のノルマはクリアだァ、グフフ」

リスキー  「え?それブン投げるんですか?」

シャチ   「面倒だったろォ?グフフ…!」

リスキー  「確かに面倒ですね。それではよろしくお願いします」

フウタ(ア)「受け賜り畏まりだし!え~、なになにだしだし?



 十二周年干支一周、一年経つたび気付けば続いておりました当サイト、変わらぬご贔屓を頂

きまして、誠に有り難うございます。

 マシンの老朽化(主に四万字×三窓ほど表示した状態で変換等を行なうと勝手に文末までカ

ーソルが飛ぶ
orフリーズする。謎の異星由来動力装置の駆動音のような甲高い音が本体内から

聞こえる。高解像度のようつべ動画がモザイク式に歪みつつコマ送り表示される)が正直多少

気になる昨今ですが、まだまだ現役と暗示をかけつつバックアップを小まめに取る日々。人も

機械もくたびれたって、だいたい根性と慣れで頑張れると実感する次第でございます。

 さてさて、ご愛顧の御礼に、お目汚しな品なれど数本したためましたのでお楽しみ頂ければ

幸いです。

 一年間、お付き合い頂き有り難うございました。

 また一年間、お付き合い頂ければ幸いです。



       以上だし!…異常だし?」

リスキー  「マシンがヤバいんですか?」

フウタ(ア)「そういえば、ダメージドジュブナイルとか草稿と仮清書分の数話がフォルダ丸ごと消えて一から書き直したら
      しいし。そんなモノはどうでもいいからオイラの活躍を書けという天のメッセージ&アクションに違いないし。
      すなわちスペースオペラスペクタクルスーパースモーロマンを!スペェルブッ!スパシーバ!」

リスキー  「不調を自覚しながら早々に買い換えないとかナメてるんですか?危機感も管理意識も脳味噌も所持金も足りて
      ないんですか?」

フウタ(ア)「おにーさん何か急に怖くなったし…」

シャチ   「いざとなったらロシア式(叩く)で直るだろォ?」

リスキー  「ブラウン管テレビじゃないんですよ!」

シャチ   「それじゃあ恒例の更新目録だァ。今回は子供に見せられねェぞォ?グフフフ…」

リスキー  「…子供…」

フウタ(ア)「ご心配なくだし。そこはほらオイラ真のおっとこのこを目指している身の上であるからしてだし、後学のため
      にイロイロ勉強しておく必要があるんだし。いわば必要性超高い勉強科目だしだし。いやホントに(ギラギラ)」

シャチ   「なら発射だグフフフフ…!」




十二周年記念 公開品目録

グリモア・スタンダード(後編)

 

(通常作品内、Vigilanteシリーズ新カテゴリー)(同性愛表現含有、十八禁)

彼が居た夏

路傍の少女と檻の幼女(一)

路傍の少女と檻の幼女(二)

路傍の少女と檻の幼女(三)




リスキー  「…待って下さい」

シャチ   「あァ?」

リスキー  「カナデ・コダマと知り合いだったんですか?」

シャチ   「まァ腐れ縁ってヤツだァ。何だァ?アイツ知ってんのかァ、グフフフフ!」

リスキー  「「昔」ちょっと…」

フウタ(ア)(…お…、大人って…。大人のエッチって、こうなんだし…!?あんなことやこんなこといっぱいしちゃうんだ
      し…!?オイラ…井の中の蛙だったし…!)」

リスキー  「大丈夫ですかカスタード君?目が充血して鼻から血が…」

フウタ(ア)「問題無しだし…。(ボダボダボダ…)とりあえずこのちり紙を頂くし…。…(ズビーッチョ…)あとアルター
      ドだし(キリッ)」

シャチ   「で、仕事は終わりかァ?」

リスキー  「いえ、おおまかな予定の告知が…。あ!?」

フウタ(ア)「?」

ナレーション 小首を傾げるクリハラ・フウタ・アルタードの手には、鼻血で染まった予定表がクッシャリと握られていた…

リスキー  「どうするんですかこれ!?全然読めませんよ!?」

フウタ(ア)「え~とぉ~…。えへ!アデューだし!偽・風越改!(バシュンッ)」

リスキー  「逃げた!って速!ああっ!ベビースターが大量に散らばって…!」

シャチ   「じゃあ後片付けは頼むぜェ。俺様は待たせてるヤツが居るんでなァ、ベッドに」

リスキー  「え?まさかその相手って…」

シャチ   「グフフフフ…!アデューだァ!」

リスキー  「あ、ちょっと!?詳しい話を!」

 

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