MAINFILE

FILE1
 俺の名は字伏夜血、私立探偵をしている。その少々変わった女が事務所を訪れたその日、俺の運命は大きく変わり始めた。

FILE2
 姉の復讐を果すため、ヨウコは独りで犯人を呼び出す。…やれやれ、このまま何かあっても寝覚めが悪い。アフターサービスと行くか…。

FILE3
 俺達の縄張りで同志が二人狩られた。敵はそこそこ場数を踏んでいる。血液と心臓を持ち去る犯人…。一体、何が目的なのだ?

FILE4
 同族を狩った犯人の正体は掴んだ。しかし、今回の情報提供者であるヨウコは、狩りに赴こうとした俺にある約束を取り付ける。

FILE5
 ミラーの口から語られた名は、思い出したくも無い忌まわしいものだった。11年前のあの事件を引き起こした連中…、ネクタール!

FILE6
 因縁の虎人、フータイに軽くあしらわれた俺は、ネクタールへの手がかりを失ってしまった。俺は、未だあいつに追いつけていない…。

FILE7
 俺はヨウコにビャクヤとの別れの事を話して聞かせる。最高にして最強の狩人だった兄が、俺の前から姿を消した、あの事件の事を…。

FILE8
 「会って欲しい人が居る」そう言ってヨウコが連れて来たのは、彼女のファンだという佐久間優(さくまゆう)という少年。この少年、実は…。

FILE9
 ユウは俺達が提案した新しい生活を受け入れてくれた。彼を引き取るため孤児院へ赴いた俺は、ユウと接触を図っていた男と遭遇する。

FILE10
 ユウを引き取った俺は、気分も新たにネクタールの調査を再開する。そんな折、ヨウコの取材に付き合った先で、俺はヤツと再びまみえた。

FILE11
 途絶えたネクタールの手がかりを得る為タマモさんが考案した手は、ユウを囮にやつらを釣り上げるというものだった。失敗は…許されない…。

FILE12
 ヨウコの機転により、上手く接触者を廃工場へと誘い込む事ができた。敵は三頭、相手にとって不足は無い。人狼の力、見せてやろう!

FILE13
 ついにネクタールの構成員を捕縛する事に成功した。貴重な情報を入手し、連日のように奇襲計画を練っていた俺の前に、またヤツが現れた。

FILE14
 決戦直前。僅かな時間をヨウコとユウ、二人と共有する内に、俺の中である思いが膨れ上がっていた。…俺は、この日常を失いたくない…。

FILE15
 ついにネクタール本部急襲作戦が実行に移された。信頼できる同志達を伴い、俺は魔窟となったビルを駆け上る。永き因縁に決着をつける為に!

FILE16
 手を変え品を変え、次々と立ちはだかる妨害を潜り抜け、俺とユウはフータイと合流することに成功した。最上階まであと僅かだ!

FILE17
 俺達はやっとネクタール総帥の前に辿り着く。だが、決着を目の前にしたその時、俺の瞳に映ったのは、この場にいるはずの無い者の姿だった…!

FILE18
 総帥の側近二人は、フータイから聞いて予想していた以上の怪物だった。左目を潰され、追い詰められた俺に、起死回生のヒントを与えた者は…。

FILE19
 仲間達に支えられ、助けられ、幾多の障害を乗り越えて、俺達はついに総帥を追い詰めた。しかしそこで、俺は究極の選択を迫られる…!

LASTFILE
 最後の力を振り絞り、この爪牙をもって永き闘いに決着を…。人知れず起こった争いは、今宵、人知れず幕を降ろす…。


OUTFILE

あとがきに代えて (本編読了後の閲覧をお勧めします)

「若き獣達の休日」(前編) 芒野焦狐(すすきのしょうこ)の視点で語る、本編から二年後のエピソード。(本編読了後の閲覧をお勧めします)

「若き獣達の休日」(後編) 字伏優(あざふせゆう)の視点で語られる、本編から二年後のエピソード。(本編読了後の閲覧をお勧めします)

「森の白夜」 ヤチの兄、白夜に纏わる物語。流血ありません(2007/9/6作成。冬風狐様に贈らせて頂いた短編に、誤字記述修正を施したものです)

「紅葉の白夜」 ヤチの兄、白夜に纏わる物語。やっぱり流血表現はありません。


ANOTHERFILE

C A U T I O N ! ! ! 
以下の作品群は2006年夏に執筆され、本編の元となった作品であり、ある程度加筆修正は施してありますが、完成度が著しく低いものとなっております。
また、極度の残虐表現流血表現はもちろん、本編とは異なり同性愛表現までが含まれる18禁コンテンツとなります。
なお、本編とは大幅に設定が異なりますので。本編とは全く別の話として受け止めて頂きたく存じます
…逆に言えば本編を読んでいなくとも単独で読めます。
上記内容を確認した上で、「それでも見る!」という方のみ、どうぞごゆるりと閲覧下さい。

BloodChaser ProtoType 「独白する人狼の物語」(前編)

BloodChaser ProtoType 「独白する人狼の物語」(中編)

BloodChaser ProtoType 「独白する人狼の物語」(後編)

BloodChaser ProtoType 「独白する人狼の物語」(エピローグ・1) 描写を大幅に修正した結末。割とソフト?

BloodChaser ProtoType 「独白する人狼の物語」(エピローグ・2) もう一つの結末。読むとたぶんブルーになります。